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2018年05月25日 (金)

名古屋大学様及び中部電力株式会社様(販売カンパニー法人営業部)とのエネルギーマネジメント分野での共同研究にてAzure Machine Learning Studio 及びPower BIを利用し予測分析結果の可視化を実現


▼取り組み概要

エネルギーマネジメント分野におけるAI活用検討のため、日本マイクロソフトの提供するクラウドプラットフォームMicrosoft Azureの機械学習機能である「Azure Machine Learning Studio」及び、統合ソリューション Microsoft 365 のデータ分析ツールである「Power BI」での実証実験を実施いたしました。
本プロジェクトにおいて、ナレッジコミュニケーションは名古屋大学様の校舎における過去の電力利用状況を元に各部屋の利用形態予測モデルの構築を行いました。
依頼から約2ヶ月の期間で予測モデルの構築及び予測結果の可視化を行いました。

▼ツール選定のポイント

  • 日本マイクロソフトが提供するクラウドプラットフォーム Microsoft Azure におけるブラウザーベースの機械学習・AI オーサリング環境である「Azure Machine Learning Studio」を利用することで他のAI構築と比較し10分の1のコストで利用できることが想定できたこと
  • 「Azure Machine Learning Studio」には多様なアルゴリズムがはじめから用意されており、仮説検証が最短で実現できるサービスであったこと
  • Microsoft 社提供 BI ツール「Power BI」採用することで、シームレスに分析結果の可視化を実現できたこと
  • 「Azure Machine Learning Studio」 で実装されている Web サービス化機能を利用することで既存システムに対し、容易に予測システムに API を組み込むことができたこと

▼本取り組みで得られたもの

  • 経験的に分類できると考えられていたデータに関して、データに基づいた関連性を立証できた。
  • 「Azure Machine Learning Studio」を始めとする Microsoft Azure 上のサービス群も併せて利用することで短期間にも関わらず有意な結果が得られたこと。
  • PoC期間(モデル作成、データ加工、レポート作成)およそ2か月で完了したこと。

▼アウトプットサンプル
■Azure Machine Learning Studio 画面例

■PowerBI 画面例

将来的には今回得られた取組を利用し、建物全体の利用状況からリアルタイムにエネルギーマネジメントを行う環境の実現を検討しています。

■ 日本マイクロソフト株式会社 業務執行役員 パートナー事業本部 ソリューション&ビジネス開発本部長 佐藤 久
日本マイクロソフトは、ナレッジコミュニケーション様と名古屋大学様、中部電力様でのエネルギーマネジメント実証実験においてAzure Machine Learning StudioとPower BIをご活用いただけたことを心より感謝いたします。
この度のAzure Machine Learning StudioとPower BIとの連携による実証実験を行うことで他のAI構築の手法と比較して低コストでかつ短期間に有意な結果を得ることが出来ました。
今後も日本マイクロソフトは、ナレッジコミュニケーション様と連携して機械学習サービスを展開していくことでより多くのお客様のビジネスの発展に寄与して参ります。

■Azure Machine Learning Studioについて
Azure Machine Learning Studio は Web ブラウザー上ですでに構築されたアルゴリズムをドラッグ アンド ドロップ操作で簡単に組み合わせることで、コードを記述せずに機械学習・AI ソリューションを作成できるオーサリング環境です。
作成後のソリューションは数回クリックするだけでデプロイすることが可能です。
公式ページ:https://azure.microsoft.com/ja-jp/services/machine-learning/

社 名:株式会社ナレッジコミュニケーション
本 社:千葉県市川市相之川3-13-23 丸伝小川ビル3F
代表取締役: 奥沢 明
設 立:2008年11月
資 本 金:900万円
事業内容:Microsoft Azureを用いたAI活用支援及びクラウド導入支援、運用サポート

<お問い合わせについて>
株式会社ナレッジコミュニケーション
ビジネス・デベロップメント部 中西
TEL:047-397-8897
E-Mail:cloud@knowledgecommunication.jp
URL:http://www.knowledgecommunication.jp/